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高校1年の終わり。誰とも深く関わらずに過ごしてきたつむぐは、ある日、公園で絵を描く少女・さとこと出会う。
「君の言葉が嬉しかったんだよ」
彼女のまっすぐな言葉に、止まっていたつむぐの時間は静かに動き始め――言葉を閉ざした少年と、夢を描けなくなった少女。踏み出せずにいた二人が紡ぐ、不器用でまっすぐな青春譚、開幕。